2017年夏休みの幕開けにふさわしいBIGイベント「第26回夏休みコンサート・第2回オーケストラフェスティバル」が7月23日栄公会堂で実施されましたので、その模様をレポートします。
♪第26回夏休みコンサート(夏コン)
今年のテーマは「ファンタジーの世界」。ディズニー映画ファンタジアで使われたクラシック音楽を中心に構成しました。今年も満員のお客様をお迎えしてスタート!
↓ 今年のプログラムはこちら
コンサートは休憩をはさむ2部構成で、前半第1部は「しっかりクラシックを聞こう」というタイトルのもと、演奏時間が15分近い曲を3曲演奏しました。
それでは、コンサートの流れに沿って、レポートします!
第1部
暗~い中、おどろおどろしく、はげ山の一夜がはじまりました。この写真は、明るく写っていますが、実際は、かなり暗く、譜面は見えないくらいだったので、出だしの部分は、みんな暗譜していないといけない状態でした(-.-)
はげ山の一夜に続いては、魔法使いの弟子とマイスタジンガー前奏曲。
いずれも、15分くらいの曲なので、子供にとっては少し聞くのが大変だったかな?
でも、田中先生が、演奏前に曲の解説や曲の中に出てくるいくつかのテーマ(モチーフ)を実際に演奏して教えてくれたりしたので楽しく聞けたのではないでしょうか・・・
ちなみに、魔法使いの弟子は、演奏者泣かせのとても難しい曲でした・・・(・_・;)
第2部
第2部は、「オーケストラを楽しもう」というテーマのもと、様々な企画が用意されています。
まずは、今年5回目となる1日団員コーナー。
今年の曲は、2014年の夏休みコンサート1日団員コーナーで演奏して大好評だった「花のワルツ」。演奏する子供たちにとっても、聞いているお客さんにとっても、みんな大好きな曲です。ちなみに、演奏会終了後のアンケート結果でも、1番人気でした。
今年は、子供たち11名が参加してくれました。
↓ 演奏開始前。ちょっと緊張してるかな??
↓ 演奏が始まってしまえば、緊張なんて吹っ飛びます。練習の成果を発揮!
続いては、音楽物語「ピーターと狼」
学校の音楽の授業で一度は聞いたことがあるはず。登場人物が、特定の楽器とテーマ(メロディー)で設定されています。全曲を演奏すると30分になる長い曲なので、本日は15分に短縮しました。その結果、実は猫(クラリネット担当)が登場する場面が全てカットされました。猫さんごめんなさい。
←省略されて怒ってる猫・・・
物語は、ナレーションと演奏が一体となって進みますが、意外とこのタイミング合わせが難しかったです。
さあ、次は、抱腹絶倒、大人気企画「指揮者体験コーナー」です。今年も、3名(子供2名大人1名)が抽選で選ばれました。毎年楽しみにしてくれているのにハズレの方、ごめんなさい。また来年も申し込んでください。
今年の課題曲は、ドヴォルザーク作曲 交響曲第9番「新世界より」の4楽章冒頭です。ドヴォルザークが鉄道オタクだったので、この冒頭は汽車の走り出す場面を表現しているとか・・・指揮が難しく、あえてこれを選びました(笑)
まずは、タッチーくんの模範指揮から。近年、タッチーくんは、指揮にも目覚めたようで、毎年模範演奏をしてくれます。華麗な指揮棒さばきで、見事に新世界を演奏しました。
↓ 演奏前にまずは挨拶
そして、華麗に振り下ろします!
足の短いタッチーくんにとっては、指揮台の登り降りの方が指揮より難しかったみたい・・・(^^)v
今年の体験者は、例年になく芸達者で、会場も大盛り上がりでした。
あっ、本人は真剣そのもの? 失礼しましたm(__)m
なんと、子供の一人は、団員のお子様。厳正な抽選なのに偶然です。
まだ、小さくて指揮ができなかったので、思わずお父さんが楽器を放り投げてヘルプに駆けつけました。
最後は挨拶まで一緒に。ほのぼのしました。
最後の体験者もなかなかユニークな指揮っぷりでしたよ!
次は、映画E.T.のテーマ。映画を見たことのない人も、一度は聞いたことのある曲ですね。
さあ、次は笠間小学校の特別合唱クラブの子供たちとの合同演奏です。曲は、復興支援ソング「花は咲く」。
「震災当時の事を思い出して涙がこぼれた」というコメントを多く頂きました。
タッチーくんも気分は一緒に歌ってる?写真左下でゆらゆらと一緒に・・・
最後は、「みんなで演奏しようコーナー」でドレミの歌を会場の全員で演奏しました。
1日団員や笠間小学校の弦楽器クラブの子供たちは演奏で。合唱クラブの子供たちは歌で。会場の子供たちで楽器持参の人は演奏で。その他の方々は歌で参加。
アンコールは、毎年恒例のラデツキー行進曲。
会場全員が手拍子で参加です。指揮の田中先生が手拍子を大きくしたり小さくしたりと、曲に合わせて指導してくれたので、みんな楽しんでいただけたようです。
そして最後は全員であいさつ。
また来年をお楽しみに!